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金環日食、見ましたか?

 みなさん、日食は見えましたでしょうか?7時前に学校に来たときは、まだ曇り空で心配をしていましたが、7時30分頃は雲一つない大変よい天気になりました。曇っているときには、雲を遮光板代わりに撮影に成功!天気がよくなってからは遮光板を通して撮影に成功!デジカメの12倍で上手に撮影することができました。少しシャープさがないのが残念ですが、十分楽しむことができました。次に金環日食が愛知県で見られるのは29年後ですので、子ども達は30代後半でしょうか?この感動を忘れないでほしいと思います。
 宇宙の神秘・ロマンを堪能することができた1日でした。

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木陰やクラッカーのすき間から日食の様子がよく分かりました。手に少しすき間を作っても日食の様子が観察できました。

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 子ども達も学校に来てから、遮光板を通して日食を見ていました。個人で買ったものを持って来てくれた子もいました。また、うちわに穴を「2012 5 21」とあけて、映し出していた子もいました。多くの子が、家で金環日食を見てくれたようです。
 家庭で日食グラスを買った人は、6月6日(水)の7時頃から13時頃に「金星の日面通過」と言うのがありますので、是非見てください。この天体事象も次回は105年後だそうです。

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<校長講話>
 今日の金環日食を見ることができましたか。金環日食が見れた人(挙手)。校長先生も見ました。天気もよくなりとってもきれいに見えました。とってもよかったと思います。
 では、今日は、「金環日食の4つの奇跡」というお話をします。
1つめの奇跡は、「400倍の奇跡」です。日食は月が太陽を隠すことで起きますが、太陽と月の見た目の大きさがちょうど同じになります。これは、太陽の直径が月の400倍。そして、地球から月までの距離が、太陽までの距離の400倍。大きさも400倍、距離の400倍とぴったりと同じになるのは、奇跡的なことなのです。すごいですね。
2つめの奇跡は、「月の大きさの奇跡」です。これはみなさんは、ピンとこないかもしれません。太陽系には、水金地火木土天海(冥)という惑星があって、多くの惑星が、月のような衛星を持っています。でも大きさはそれぞれの惑星の10分の1以下です。でも、地球の惑星である月は、約4分の1弱です。これは、銀河系の星々の中でも珍しいことです。宇宙人がいたら月は自慢できることです。
3つめの奇跡は、「太陽と月と地球が一直線に並ぶ奇跡」です。月は1ヶ月かかって地球を1周りします。1ヶ月に1回太陽の方向に向いていますが、うまく一直線にならずに、ずれてしまうことが普通です。しかも、月が地球から遠くにあるときは、太陽を全て覆い隠す皆既日食なりますし、近いと太陽が輪のように見える金環日食になります。本当に不思議です。
4つめの奇跡は、「時と場所の奇跡」です。前回は932年前の1080年です。平安時代の貴族が優雅に暮らしていた時代です。次回の金環日食は、東京で300年後、愛知県では、29年後の2041年10月25日だそうです。愛知県で金環日食が見ることができるのは、千年に1度のチャンスです。
 いろいろな奇跡があって、はじめて金環日食が起きます。今日のニュースなどでも放映されると思いますので、是非見てほしいと思います。
 それともう一つ、6月6日にも、今世紀最後の天体ショーがあります。それは、金星が太陽を横切る「金星の日面通過」と言うのがあります。目のいい人なら、日食グラスがあれば見えるそうです。午前7時頃から午後1時頃まで見えるそうです。今年を逃すと105年後だそうです。
 みんなが宇宙や科学に興味を持って、観察したり調べたりしてくれるといいと思います。

※案内に次の金環日食は300年後と書きましたが、愛知県では29年後でした。訂正をしお詫びします。

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