H24年度

<親子でおもしろサイエンス>ほくろはどうしてできるの?

  「こんなところに、ほくろがあったっかなあ?」といつのまにかほくろが増えていて、驚いたことはありませんか?ほくろは手や足、顔や背中、おなかなど、皮膚のいろいろな箇所にできます。一つもない人は、ほとんどいませんよね。
 ほくろができる理由については、生まれる前に原因ができる先天的なものと、生まれた後にできる後天的なものがあります。
  わたしたちの体は、お母さんのおなかの中で皮膚や筋肉、神経などが形作られます。その過程で、ほくろのもとになる細胞ができ、皮膚に迷い込んでしまうのが先天的な原因です。最初は皮膚の中で隠れているため、赤ちゃんにはほとんどほくろがありません。しかし、3歳ぐらいから表面に現れ始めるため、ほくろが増えていきます。
 太陽の光に含まれる紫外線は、ほくろができる後天的な原因です。みなさんは、日光に当たると肌が黒くなることは、経験から知っていますね。これは、メラノサイトという小さな黒い粒を作る細胞が、紫外線を浴びることで増えるからです。
 メラノサイトは通常、皮膚の中に一定の割合で広がっていますが、一カ所に集中してたまると、ほくろになります。数が多いと盛り上がったほくろになり、皮膚の表面から深い場所にできると青っぽいほくろになります。

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