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“学校集会での校長先生のお話”

H26.3.11

 おはようございます。

 今日は、3年前、今の6年生の人が3年生だったとき、東北地方を中心に大地震がありました。多くの小学校・小学生も被害に遭いました。

被害を受けた学校の中に、浪江小学校という学校があります。この小学校は、地震の前は全校児童529人の学校でした。旭小学校が443人ですから、旭小学校よりも100人近くも児童が多い学校でした。浪江小学校は、地震の後、違う場所に新しくつくられましたが、529人いた子どもたちは、今でも19人しか学校に戻ってきていません。その浪江小学校に○○さんという子がいます。地震の後に4年生になった○○さんは「ぼくらがじしんにとられたもの」という詩を書きました。ここで紹介します。

 

『ぼくらがじしんにとられたもの』

 

ぼくらがじしんにとられたもの

それはみんなのこころをとられた

あのおそろしい事からこわくなった

またあのじしんが来ると思いこわくなった

だけどぼくたちにはまだ命がある

それだけでうれしい

 

ぼくたちがじしんにとられたもの

それは自分のゆめをとられた

ゆめにむかって歩きだした一歩で

ぼくのゆめはとまってしまった

でもいまはゆめがある

それは

幸せにみんながなること・・・すこしでも

 

 

そして、○○さんは1学期の終わりの7月にこんな詩を書きました。

 

『みんなありがとう』

 

みんなありがとう

ぼくはやっとゆめがかなった

いやゆめはもう来た時からかなっていた

みんなありがとう

友達になってくれて

ぼくの先生になってくれて

みんなの教室になってくれて

今のぼくは

このまえのぼくとはちがう

明るくなった

やさしくなれた

心があたたかく勇気を持った

あ~あさいしょから最後までのような事が

ゆめのようだ

 

○○さんを変えたのは、友達の力、人と人とのつながりの力だと思います。みんなの中には、時々、友達に嫌な事をしたり嫌な事を言ったりする人がいます。でも、それは絶対にしたり言ったりしてはいけない事なのです。友達の力、人と人とのつながりの力は、みんなにとって、とてもとても大きなものであり、大切なものです。幸いにも、みんなはこの地震によって被害はありませんでした。でも、日頃から、学年に関係なく、みんなの周りにいる人たちを大切にし、思いやりをもち、みんなで仲良く協力していけるようにしていきましょう。

そして、4・5・6年生の人たち、自分の思うようにいかないことや不満に思っていることもあるかもしれません。そんな時、それを人のせいにするのではなく、自分には原因がないのだろうか、自分はやるべきことをやっているのだろうかなど、自分を振り返る心をもって欲しいし、たくさんの人達と一緒に過ごしていられる今の自分の幸せにも気がついて欲しいと思います。

 

 

      【哀悼の意を表すために半旗を掲げました】

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