スクールライフ

2学期終業式(放送集会)/校長先生のお話

【令和2年度 2学期終業日】

 今年の最後のお話も、やっぱり、みなさんの「あいさつ」のお話でしめくくりたいと思います。校長先生が、毎日、毎日、とっても幸せな気分になる瞬間が2回あります。さあ、どんな瞬間だと思いますか?

 それは、朝、登校してくるみなさんに「おはようございます!」と元気よく手をふる時と20分放課や昼放課に、校長室から、元気に遊ぶみなさんの姿を見る時です。特に、今年は、コロナ禍の中での学校生活となりましたが、そんな中でも、いつもと変わらずに元気に登校するみなさん、外で元気よく遊ぶみなさんの姿を見ると、本当に、本当に感動します!

 ところで、校長先生は、みなさんだけでなく、中学生や高校生、通勤する方にも、「おはようございます!いってらっしゃい!」とご挨拶していますが、ある朝、「何であいさつするの?」と聞いてくれる子がいました。ご挨拶を返してくれない人もいたからです。みなさんは、こういう時、どうしますか?先生も、ちょうど小学生の頃、お母さんに聞いたことがあります。その時、お母さんは、「あいさつはするもので、してもらうものじゃないよ!」ときっぱり応えてくれました。そして、もう一言、「あいさつした人にしか、あいさつの気持ちは、わからないんだよ!」と教えてくれました。なるほど!と納得した先生は、それからは、迷いなく、元気に笑顔であいさつできるようになりました。最近は、遠くの方から手をふると、大きく手をふり返してくれる人もいっぱいいますね。こうして、本当に、本当に、校長先生の素敵な一日がスタートします!

  さて、以前にもお話したことがありますが、こういう一年の終わりに、校長先生は、いつも今年の自分がどうなのかな?と振り返ります。そして、三つのことを心の中のもう一人の自分に問いかけてみることにしています。

 今日は、校長先生と一緒に、みなさんも今の自分に問いかけてみてください。それでは、目をつぶって…返事をしたり、手を挙げたりしなくてもいいので、静かに校長先生の質問に心の中で答えてくださいね。

 一つ目です。朝、学校やお家で、「おはよう!」と気持ちよく、一日がスタートできていますか?

 二つ目です。お家の人や先生、友だち、周りの人に何かしてもらったら、「ありがとう!」とちゃんとお礼の言葉が言えますか?

 三つ目です。周りの人や友だちに迷惑をかけてしまったら、「ごめんなさい!」と素直な気持ちで謝ることができますか?

 さあ、目を開けてください。どうでしたか?

 どれか一つでも、「うーん、できてないかも?」と感じた人は、何か心の中に、ゴツゴツとした居心地の悪い気持ちがあるのだと思います。ぜひ、年末の大掃除のお手伝いをしながら、心の中もスッキリとお掃除して、新しい年を迎えてくださいね。

 あいさつでも、何でも、ちょっとした勇気なんだよね。みなさんも、新しい年も、元気なあいさつでスタートしましょう!こういう心の持ち主には、必ずいいことが巡ってきますね。「笑う門には、福来る!」、先生が大好きな言葉ですが、いつも笑顔で優しくあいさつできる人って、本当に幸せそうですよね。みなさんには、そんな人になってほしいな。

  今日は、この後、担任の先生から、一人一人通知表をいただきます。担任の先生から、「2学期は、こんなこと、がんばったね!」と優しい言葉をかけていただけると思います。みなさんも、そんな担任の先生の気持ちに応えるには、どうしたらいいんでしょうね?そうそう、さっき自分を振り返った言葉、「ありがとうございました!」と感謝の気持ちが伝えられるといいですね。もちろん笑顔で…きっと、来年は、福が自然とやってくると思いますよ。

 それでは、よいお年をお迎えください!

 みなさんも、今年一年を気持ちのいいご挨拶でしめくくってくださいね。

 3学期の始業式には、「笑う門には福来る!」…笑顔いっぱいで、新しい年の初めとなるようにしましょう。

 以上で、先生のお話を終わります。

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