例年より少し遅く、正面玄関の軒下に、ツバメが帰ってきました。
大規模改造工事で、玄関が新しくなったため、今年はもう来ないのかと心配していましたが、
ようやく巣作りを始めました。
<ツバメの生態は?>
ツバメが家に巣を作ることは、かつては縁起がよいと言われ、人々に歓迎されていました。
また、害虫を食べるので大事にされてきました。
ツバメは、なぜ人間から近いところに巣を作るかというと、
そうすればツバメの天敵のカラスやネコ達が人間を恐れて近づかないことを知っているからです。
冬の間暖かい東南アジアの島々、オーストラリア北部で過ごしたツバメは、
海を何千キロも超えて日本に帰って来ます。
海面すれすれを、集団ではなく一羽ずつ飛んでくるそうです。
ツバメは、旅立ちの時になると、河川敷などに作られた集団のねぐらに集まり、
何千、何万という数になり、秋の涼しい風が吹くと旅立ちます。
渡る時期は日の長さで、渡る方向は太陽や星の位置から
決めていると考えられています。
ツバメの天気予報「ツバメが低く飛ぶと雨」
これは雨が降る前、水面近くを飛んでいる虫をとるツバメを見ての言い伝えと言われます。