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「どうしたらできる?」

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」(篠 真希 著 すばる舎)という本に、子どもの心にしっかり届く叱り方として、「なんでやらないの?」は「どうしたらできる?」にということが書いてありました。叱る時よく使う言い方の中には、子どもが「文字通り」受け取って理解できないものがあります。「なんで」と聞かれても、子どもは理由をうまく説明できないか、言い訳をするだけです。「何回言ったらわかるの」と言われても、回数を覚えてはいません。別に回数を知りたいわけではありませんね。「いいかげんにしなさい」の「いいかげん」というのはどういうこのなのか、どうすればよいのか、子どもにはわかりません。「だらしがないわね」と言われたら、子どもは「自分はだらしないんだ」と負の刷り込みをされるだけです。「なんでやらないの?」と言って、子どもの意識を過去(できなかったこと)ではなく、「どうしたらできる?」と未来(これからできること)に向かせるようにするとよいということです。

先日、「自律を促す」ということで、「どうすればルールを守れるようになるか」を考えさせることが大切であると書きましたが、これも同じようなことだと思います。実際、子どもに「どうしたらできる?」と聞いても、「ぜったいムリ」とか言うかもしれませんが、試してみる価値はあるように思います。

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