元日の朝、国旗を掲揚するため、静かな学校を訪れました。
校舎はまだ目を覚ましたばかりのようで、聞こえるのは足音と冬の空気の音だけ。
新しい年の始まりにふさわしい、凛とした時間が流れていました。
飼育小屋のウサギに餌を与えようとしたその時、足元にいくつもの影が素早く走りました。
何気なく空を見上げると、鳩の群れが一斉に飛び立ち、騒然としています。
その中に、ひときわ大きな影がありました。
白い腹に灰色の鱗のような模様、力強く湾曲した翼。
次の瞬間、その鳥は一羽の鳩に向かって鋭く急降下しました。
羽音とともに、羽が舞い落ちる光景に、思わず息をのみました。
それは、ハヤブサでした。
椋鳩十の『大造じいさんとがん』を思い起こさせるような、
自然界の厳しさと生命の躍動を、これほど間近で目にしたのは初めてのことです。
静かな元日の青空の下で繰り広げられた一瞬の出来事に、深い感動を覚えました。
「一富士二鷹三茄子」という言葉がありますが、夢ではなく、現実の中でここ瑞鳳小学校で「鷹」を見ることができた新年の朝。
自然の営みの力強さに触れながら、今年一年が実り多く、子どもたちにとっても希望に満ちた年になることを願わずにはいられません。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※写真を撮ることはできませんでしたので、フリー素材のハヤブサの写真をお借りしています。