6時間目、体育館から歌声が聞こえてきました。6年生が、卒業式で歌う「正解」「あなたへ」の合唱練習をしていました。
扉越しに漏れてくるその歌声に、思わず足を止め、聴き入ってしまいました。
数えてみれば、卒業式まであとわずか。
毎年、卒業式はやってきます。どの学年も合唱をし、巣立っていきます。けれど、その年その年にしかない色があり、同じ歌であっても、そこに込められる思いは決して同じではありません。
今年の6年生の歌声には、仲間と過ごした日々、ぶつかり合ったこと、笑い合った時間、支えてくれた家族への思い――さまざまな記憶が重なっているように強く感じました。
6年間という時間は、決して短くありません。一人の人間がこれほど大きく成長する年月を見守ることができるのは、小学校という場所ならではの尊さだと改めて思います。
声をそろえるたびに、思いが一つになり、また少し大人へと近づいていく6年生。その歌声は、まっすぐで、あたたかく、そして少しだけ切なく、聴く者の心を静かに揺さぶりました。
卒業の日、どんな響きが体育館いっぱいに広がるのか・・・今から楽しみでなりません。
