学校ニュース

3学期始業式

 3学期始業式があり、校長式辞の中に次のような話がありました。世界の15歳年齢の子どもたちの中で一番幸福度が高い国はドミニカ共和国(以下ドミニカ)で、日本は順位がかなり低いという調査結果があるそうです。 ドミニカは日本よりも産業や経済が進んでいるわけではなく、生活も便利ではありません。それなのになぜ幸福度が高いかというと、今ある身の周りのものや、家族・友達をはじめ周りの人たちに、誰もが「感謝」しているから。あって当たり前のことを、当たり前にせず、感謝しているからだそうです。ドミニカでは、困っている人がいるとみんなで助け合うという国民性だそうです。公共の乗り物には優先座席がなく、誰もが席を譲り合ったり、お金に困っている人がいたら食事の世話をしてあげたり、病気なのにお金がなくて治療を受けられない人には、親戚中の人がお金を出して助けてあげたりするそうです。人は一度幸せを感じると、それよりも小さな幸せを「幸せ」と考えられなくなるそうです。「家族がいる」「仲間がいる」「健康で過ごせる」「ご飯が食べられる」「学校で勉強ができる」「部活ができる」・・・あまりにも当たり前になってしまっていて、有り難さを感じないことが溢れている今、自分の思うようにいかないことに不平不満を言うよりも、「当たり前のこと」に感謝しながら「幸せ」を感じて日々過ごしていってほしい。といったお話でした。

 身の周りの人やものに感謝しながら、互いに助け合うことによって、みんなが幸せを感じることができると思います。みなさんもぜひ、人のためになることをたくさんして、幸せな年にしてくださいね。

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