校長室から

平成25年度入学式/校長・式辞

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「式 辞」

 今年の桜は開花が早く、皆さんの入学を祝福するかのように美しく咲きそろい、春の躍動を感じる今日、272名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たち東中学校の教職員一同、心より歓迎いたします。
 また、誠にお忙しい中、本校入学式にご臨席を賜りました尾張旭市教育委員会教育長の玉置 基様を始め、市議会議員、民生児童委員、本校後援会、評議員、PTAの方々など、多くのご来賓の皆様、誠にありがとうございます。高い席からではございますが、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

 さて、新入生の皆さん、あなたがたは今日から東中学校の仲間です。皆さんの胸の中には、これからの期待と不安が大きく膨らんでいることと思いますが、心配することはありません。どんなに小さなことでも、分からないことがあれば勇気を出してどんどん聞いてください。決して一人で悩むことはありません。今日は、新しい生活の第一歩です。今の新鮮な気持ちを大切にして、これからの生活を送ってください。

 入学に当たり、中学生として皆さんに実行してほしいことを、三つお話しします。
 なぜなら中学校での生活は、皆さんの人生にとって、重要な意義を持った三年間であるということです。したがって、中学校生活をどう大切に過ごすか、その方法を皆さん一人一人に、真剣に考えてほしいからなのです。

 まず、一つとして、学校は勉強をする場であるということです。皆さんよく知っていることですね。でも、ここでお話ししたいのは、自ら進んで、計画的に勉強してほしいということなのです。規則正しいリズムのある生活の中で、自主的に学習することが大切です。

 二つとして、大切なことは、強くたくましい心と体を持ち続けることです。樹木は、太陽に向かって勢いよく成長しますが、人間は、自分の夢や目標に向かって成長していくものです。しっかりとした夢や目標を持つことができる心と体をつくりあげてください。

 三つとして、自分で正しく判断し、行動できる人になってください。そしてその行動に責任が持てる人になってください。そのためには、周りの人からの忠告に素直に耳を傾け、対話を大切にしてほしいと思います。毎日の生活の中で、互いに認め合い、励まし合い、さらに頑張り合える仲間づくりを大切にしてください。

 規則正しいリズムのある生活の中での学習、たくましい心と体、責任がとれる正しい判断と行動、そして、認め合い、励まし合い、頑張り合うこと。これらのことは常に意識してほしいことであり、皆さんの人生における基礎となる大切なものだと考えています。
 この東中学校を、皆さんの大きな成長の場にしてください。大いに期待しています。

 さて、保護者の皆さま、お子さまのご入学誠におめでとうございます。今日まで、深い愛情を注ぎ、育ててこられた大切なお子様をおあずかりいたします。皆様のご期待に応えるべく、私たち教職員一同は、心を込めて、全力で教育に当たって参ります。どうか本校の教育活動に温かいご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 しかしながら、教育というものは学校だけで行えるものではありません。学校と保護者の皆様、さらには地域の皆様との協力が欠かせません。どうか、温かく大きなお力添えをよろしくお願いいたします。

  最後になりましたが、21世紀を担うべき皆さん一人一人が、心優しくたくましく育ち、常に、より高い価値を求め続ける能力を身に付けてくれることを心から願い、式辞といたします。

   平成二十五年四月五日
    尾張旭市立東中学校校長  山内賢一
 

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