3年生

信頼関係の上に(第47回卒業証書授与式)

みんないい顔。中学校生活の最後の式を大切にして、しっかり締めくくろうとしていました。こうした光景は生徒たちと先生たちが3年間かけて築いてきた信頼関係があればこそ。体育館で行われた令和4年度 尾張旭市立東中学校 第47回卒業証書授与式。厳かな雰囲気の中、担任の先生が呼ぶ名前、返事をする生徒の声、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞、心のこもった歌声が響きました。ここに校長式辞の抜粋を掲載します。

私は、今年度から東中に赴任してきたのですが、1年間という短い間でも、みなさんの最上級生として活躍する姿や、仲間と共に楽しそうに過ごす姿が、いくつも鮮やかに脳裏に浮かんできます。特に強く印象に残っているのは、3学年すべてが7クラスとなり、体育祭と合唱祭、学校祭の縦割り活動で輝いていた、あなたたちの活躍する姿です。体育祭では、充分な練習時間がないなか、趣向を凝らした各ブロックのオープニング企画を成功させるとともに、3学年が団結して取り組んだ綱引きなどの競技や、学年を越えて声援を送り、1・2年生の見本となるリーダーシップを発揮してくれました。合唱祭のブロック練習では、お互いの合唱を見てアドバイスを送り合うとともに、声量やまとまりのすばらしさ、取り組んでいる曲のレベルの高さと、複雑なメロディにもかかわらず見事なハーモニーを響かせ、1・2年生にとって目指したい憧れの存在となってくれたと感じました。

「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあります。英語の「Strike while the iron is hot.」を訳したことわざで、鉄は熱してやわらかいうちには、打っていろいろな形にすることができます。人も、純粋な心を失わず、若く柔軟性のあるうちに心身を鍛えることが大事であり、物事をなすときにも、熱意が盛り上がっているうちに実行することが大事であるということを例えたことわざです。たとえこの先に困難が待っていたとしても、努力を厭わず、心身を鍛えていってください。若いエネルギーを持った今だからこそ、さらに大きな自分に変化、成長することができるチャンスです。

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