校長室より

卒業式 校長式辞

式  辞

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

みなさんとの出会いは、一昨年の四月七日、始業式の日からでした。

この2年間、私は、皆さんに「かっこいい大人」になってほしくて、様々なお話をしました。

①「自分がされていやなことは、人にしない、言わない」こと。

③悪口は、「言わざる」「聞かざる」「トットと逃げる」こと。

②人に「優しく、親切」「明るく、笑顔」を粘り強く行動できるため、

「私は、愛と光と忍耐です」って一日百回、声にだすこと。

④ 何より、自分に優しくすることの大切さに気づくため、

「私って、えらいね!」「あなたって、えらいね!」「み~んな、えらいね!」って声にだすこと。

⑤ 情報をインプットしたら、すぐにアウトプットし、アウトプットしたら、教えてくれた人に「報告」、最後に周りの人に「伝達」すること、など、お話しました。

そして、この卒業式で、「かっこいい大人」になるための最後のお話をします。

ずばり一言、「かっこいい大人」は、「まず使命感、そして「フォー・ユーマインド」で夢をつかむ」です。

夢を持つのはすばらしいことです。「大きな夢を持って、追いかけ続ければ必ず叶う」などと、よく言われます。

しかし、夢を持つだけが成功の道ではないのです。

今、ここでできる、当たり前のことをやっていくだけでいいんです。学校なら、少しでも成績が上がるように努力する。

会社なら、少しでも人の役に立つように全力投球するなど、小さな目標を実現していくことが実は成功なのです。

パナソニックの創設者である松下幸之助さんは、おもしろくなさそうに電球を磨いていた若い行員さんに、「電球を磨くのは面白くないか」と聞くと、「はい」との返事があったそうです。

松下さんは、「そりあ、あんたは電球を磨くことに集中しているからや。でもな、よく考えてみ、あんたが磨いているこの電球があるからこそ、世の中の家族が楽しく過ごすことができるし、子どもたちが本を読むこともできるんや」。

自分が何をしたいのか、何のためにしたいのか、誰のためにしたいのか、やる意味を理解して取り組むことを、「使命感」といいます。

人が動くきっかけになるのって、実は夢より、使命感である「意味」の方が重要なんです。

だから、大きな夢を持たなくてもいいのです。何をしたいのか、何のために、誰のためにという、使命感を大事にすればいいのです。

ただし、それでも夢を持ちたかったら、最も身近にいる家族を笑顔にすることを一つの夢にしてみてください。

家族、さらに、今、目の前にいる人、新たに出会う人を大切にする。笑顔にすることを繰り返していくだけで、毎日、夢がかない、そして、本当の自分の夢に気づくことができるのです。

身近で、大切な人のために全力投球することを、「フォー・ユーマインド」と言います。

「まず使命感、そして『フォー・ユーマインド』で夢をつかむ」。以上、「かっこいい大人」になるための最後のお話といたします。

保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。

本日をもって、6年間お預かりしました大切で、かけがえのないお子様をお返しいたします。

皆様の深い愛情で、お子様は立派に成長されました。これからは、「信じているよ」「応援しているよ」などの「天国言葉」で、お子様の成長を見守りください。

保護者の皆様、6年間の本校の教育活動へのご支援・ご協力に感謝いたします。本当に、ありがとうございます。

最後に、尾張旭市から卒業生に英語の辞書を、東栄小学校PTAからは卒業証書のフォルダーをいただきましたことをお伝えするとともに、ご臨席いただきましたご来賓の皆様に感謝申し上げ、校長式辞といたします。

北門の二宮金次郎さんも、とってもステキな笑顔で、卒業生をお祝いしています。    

平成30年3月20日  

尾張旭市立東栄小学校 校長 姫岩 弘治